立場が変わると好意も迷惑?

近頃のネットは便利なもので、公立図書館の蔵書を調べたり、場所によっては予約を入れたりすることが出来る。
『犯行現場』の本も、アチコチの公立図書館が蔵書として入れてくれている。しかも「予約件数2件」とか書いてあると、「むふふ」と、つい笑みがこぼれてしまう。
ところが小田原の図書館には、入っていない事に気づいた。んんん、こりゃイカン!
本来なら、然るべきルートで購入して欲しいのは山々だが、私も小田原住民だし、ここはひとつ地域への御礼として寄贈してくるか!と考え、用事のついでに図書館へ行って来た。
貸し出し係の女性に「自分が書いた本の寄贈は可能ですか?」と尋ねたところ、「入り口に不要図書の投函ポストがありますから、その中に投函して下さい。後でこちらで中身を見て、蔵書として館内に置けない本だと判断したものは、”お持ち帰り自由の本”として、来館者に持ち帰って貰いますから」だと・・・・・・。
不要図書!?
なるほど・・・・・・そうきたか・・・・・ちょっと泣きそうだけど、もう少し説明してみるか・・・。
「昨年12月に全国一斉に発売された本で、今も書店でチャンと販売されている本ですが、責任者の方に見て貰えませんか?」と説明し、本2冊を手渡した。
女性は本を手に、奥の事務室に入っていった。
しばらくすると、上司と思われる男性が2冊の本を持ち、「これなら大丈夫でしょう。小田原には全部で4つの図書館がありますから、あと2冊持ってきて下さい」とのこと。
なんですとー!! あと2冊持って来いとー!?
なんだその上から目線は!? でも思わず「宜しくお願いします」と言ってしまったから、私の負け(笑) 
見方が違えば、そう言うことにもなるのかな~と、スッキリしないながらも帰ってきた。
「地域のために」とか「地元なので」と言う考え方も、裏から見れば「置いてやる」とか「迷惑行為」に紙一重なのかなぁ・・・善意って難しい。
ただ私の手元には、もう一冊も残っていないのが実情。
何処かの本屋さんで買ってこなければ! で、買って来た本を図書館に寄贈するのか?
なんか違ってないか?(泣)
ラスカの有隣堂、行って来よう。