カラスだって腹は減る

自分の家の直ぐ前に、ゴミの集積所がある。だからゴミの日はとっても便利!
収集車の音楽が聞こえてから、ゴミを出しても間に合うぐらいの距離(笑)
ところが良い事ばかりではない。どちらかと言えば、嫌なことの方が多い。
まず印象が悪い。玄関開けたら目の前にゴミの山では、些か印象悪いよね。
例えば月曜の朝、「さぁー今週も頑張るぞー!」と気合を入れ、出掛けようと玄関を開けた途端に目の前にゴミの山が見えたら、そりゃあ~盛り上がった気分も、一気に萎えるわな・・・。
それから夏場の匂いも気になる。
あと、臭い汁が道路に流れ出ていたりすると、それも辛い。そしてそれらの現象を総合的にサポートしているのが、誰あろうカラス君たち。
奴らはゴミに被せたネットの隙間から、本日の朝食を引っ張り出そうと躍起になる。
その結果、周囲にゴミは散らかり、臭気と汁を撒き散らすこととなる。
なんとかしたいのは山々だが、奴らばかりを責められるだろうかと考えた。
なぜならカラス君たちが突付いている生ゴミは、決まって前の日の夜から出された物だから。朝に出された生ゴミには、人の行き来があるので近寄って来ない。
夜のうちに出されたゴミを、人がまだ起き出さない早朝に突付きに来る。
と言う事は、カラス君たちに散らかされないようにするには、「夜に生ゴミを出す事を止めれば良い」。実に簡単!でも本当は、これを徹底することが一番難しい。
つまりこう言うのって地域のルールだし、モラルの問題だったりする。だからこそ、一番厄介。
自分の行動が人に迷惑を掛けていないかと、考えながら生きている人たちばかりなら、どんなに生き易い事だろう。それは人にとっても、カラスを含めた環境にとっても。
カラスだって生きていれば腹は減る。目の前に食べる物が置いてあれば、食べたいのは当然。それを「散らかすから食べてはいけない」と言うのは無理な話。だとしたら、カラスにとっての食べ物を、「はいどうぞ」と、目の前に置いておく方が悪いのでは?
ポニーにペンキで縞模様を付け、「これはシマウマですよ~」と、ポニーの人権馬権を無視したような行動を取るのと同じぐらいのエゴだと思う。
5月10日から16日までは「愛鳥週間」なので、チョッと「鳥ネタ」で書いてみた。