「捨てる技術」と「持たない能力」

夕張がゴミの有料収集に踏み切る前に、駆け込みで粗大ゴミを捨てる人が多く、街中にゴミが溢れているそうな。
「そんなみっともない事しなくても・・・」とも思える光景だけど、よく考えれば、これから市民はドンドン辛い状況に追い込まれていくのだから、ゴミの投棄ぐらい仕方ないのかもしれない。でも人口は減る、仕事は無くなり街は寂れ、その上街中はゴミだらけと言う光景は、なんだか見ているだけで痛々しい。
中に浮いてる5000万件の年金だが、どうせ返す気なんか無いのだろうから、いっそのこと夕張に貸してあげたら?・・・なんて思ってしまう。
それにしても、どの家もいろいろと不要な物を抱え込んでいるんだねぇ~。
物を持っていることが豊かだった時代は、とうの昔に終わり、今は持たない事の方が豊かだったりする。
物を持たずに暮らす豊かさと、物を沢山抱え込む豊かさは対極にあると思う。
どちらの「豊かさ」を選ぶのかが、広い意味でのセンスの分かれ目かもしれない。
ちなみに、住宅雑誌やTVの建築・リフォーム番組で、「わぁ~素敵なお家~」と感じるのは、得てして前者のような気がするのだが、さて・・・。
物を持たずに生きていく事は、特殊能力なのかもしれない。ならば、それを学んだ方が良いと思うし、身に着けたいと思う。
そして物を捨てることも「諦め」や「妥協」だけではなく、「技術」としての能力なのかもしれない・・・・・なんて思うわけです、はい。
さっ!本日、湘南までドライヴです。(いや、仕事だって)