いつか優しい雨が降る

午前中の少し汗ばむ陽気も、夕暮れが近づくにつれて、横たわる冷たさに変わっていく。
静かな午後と、静かな夜は同義ではなく対極。
CDをG・ミラーに変えた。「MOONLIGHT SERENADE」が心地良い。今夜はバーボンな夜。
この曲をグレンが書いたのは1930年。77年も前に書いた曲が、今でも胸に沁みるなんて凄いの一言。そう言えば「AMERICAN PATOROL」は、どうして学校で使われるのだろう?運動会や、昼休みに流れていたような気がする。ズッと不思議に思っていたんだ、一体、どんな洒落た先生が選曲しているんだろうか?ってね。だって学校にはそんな洒落た先生なんか、全然居なかったから。
今夜は少し書き物をしよう。
子供の頃は夏休みの日記に苦労していたのに、可笑しなもんだ。本を読むのは好きだったけど、読書感想文は苦手だった。大人になると出来る事が増える、そして出来なくなる事も増える。たぶん出来る事の引き出しに入る量は決まっていて、一つ増えると一つ減らさなければならないのだろう。そして少しずつ引き出しの数も減っていく。
明日は寒いらしい。

コメント

  1. 木曾の灰色猫 より:

    今日はハードボイルドですね。
    勝手に想像させていただくと、原僚先生に出てくる探偵の様です。
    琥珀色の秋の夜をお楽しみ下さいね。

  2. 探偵長 より:

    キャラクターは、全然ハードボイルドじゃないです(笑)
    しかも書き物をしようと思っていたのに、原稿を入れたデータを忘れ、書けずじまい。どっか抜けてます(笑)

  3. 木曾の灰色猫 より:

    うわ(笑)
    さすが関西人!いいボケですね~
    って、関西の人間全てが吉本好きじゃないというのは、有栖川ファンには周知の事実。
    探偵長のは…うっかりミス?という事にしておきましょうか(^^)
    MoonlightSerenadeを歌おうとすると、何故かMoonriverを歌ってしまう私は、生まれた時からボケ気質 (笑)

  4. 探偵長 より:

    いや、関東に住んでから40年以上は経ってますから、全然関西人じゃないですよ。