電気ブラン

「コンセントはアッチの壁と、この足元に一つで、スイッチはあそこに・・・」と、考えるのは「電気のプラン」。で、頂いたこれは「電気ブラン」、似て非。
デンキブランが本当らしい
電気ブランとは明治時代に、ブランデーをベースにしたハイカラなカクテルの名前で、作り出したのは、東京浅草にある「神谷バー」のマスター。当時、洒落た物には「電気」と言う言葉を付けるのが流行っていたみたいで、電気掃除機とか電気炊飯器みたいな言葉は、その当時の名残り。この「神谷バー」は、小説の中にもたびたび登場している。
当時の電気ブランのアルコール度数は45度も有ったそうで、飲むと舌がしびれることから、余計に人気が有り、その名が知られるようになったそうな。ちなみに今は30度で、ブランデーをベースにワイン、ジン、キュラソーなどがカクテルされている。それでも30度の飲み物は、結構凄いと思う。
さてさて秋の夜長、美味しい酒が一寸あり、美味しいツマミが一寸あれば、それだけでOKーーー!と言うもの。でも飲み過ぎには気をつけよう、うんうん。
わざわざ届けて下さったのは、茶研さん、感謝m(_ _)m。
こっちは 茶研さんの写真サイト 蒼天百景 です。

コメント

  1. みけねこ より:

    おお、これが本物の「電気ブラン」なるものなのですね。
    もともと飲めない私には縁の無い話なんですが、少し前に読んだ『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦著)に、“偽電気ブラン”というのがしょっちゅう出てくるのですよ。
    本屋大賞二位にも選ばれた作品で、京都(限りなく現実に近いパラレル)を舞台に、オトコの妄想とオトメの天然が交差する、愉快なお話です。
    お時間のある時にでも、お手にとってみてください。
    美味しいお酒と、秋の味覚、楽しい夜をお過ごしくださいませ。

  2. 探偵長 より:

    山本周五郎賞の受賞作品ですね。
    私、この本と『夜のピクニック』を混同していた時期があったので、逆に印象深いです。
    ご縁があれば、読んで見たいと思います。
    それにしても、みけねこさんは本の趣味が、幅広いですね。見習わねば・・・。