コナンで推理する

名探偵コナン 60 (60) (少年サンデーコミックス)
名探偵コナン 60 (60) (少年サンデーコミックス)
青山 剛昌
今回、黒の組織は、チラッとしか出てこなかったにも関わらず、なんだか面白かった。変な言い方だけど、でもそれが正直な感想。たぶん「読者と遊ぼう的」なテイストが、利いていたせいかもしれない。
最初の事件の凶器探しでも、容疑者がそれぞれ変わった物を持っており、その中から凶器を推理し犯人に辿り着かせると言うのは面白かった。「クーラーボックスに入った魚」「炭酸飲料のペットボトル」「大量の煙草」と、それぞれ思わせぶりな所持品は、ミスリードが利いている。また登場人物が推理しては否定され、また別の人物が推理しては否定すると言う演出は、まるでバークリーの「毒入りチョコレート事件」のよう。(←ちょっとオーバー)
こう言う古典的な演出は好きだ。
でも黒の組織との対決は、熱烈希望継続中。
ちなみに凶器の推理は・・・・・・、ミスリードされてしまった。
ふっ、探偵には向いてないな。