「住宅金融公庫」から「住宅金融支援機構」と名称は変わったが、今も変わらずに住宅建設の際には、融資の相談に乗ってくれる独立行政法人。この団体の融資を受けた建物の平均面積や平均工事費の数値を、仕事の際に参考にする事がある。
例えば平成18年度の住宅の全国平均面積は、140.4㎡(42.47坪)となる。個人的には「そんなに広いかな?」と、日々の仕事と比べてしまう事もあるのだが、これは首都圏や地方と言った地域を越えての数値だから、広くなっても仕方が無いのかもしれない。そしてその住宅の建設資金の平均額は、2969万円となるらしい。この数値を単純に坪単価に換算すと、【69.9万円/坪】と言う事になる。狭い狭いと言われる日本の住宅も、こうして見ると、意外に広い事に気付く。
ところが今日の朝刊を見て、チョッと驚いた。それは日本国内に建つ、米軍の住宅の広さと価格。建物の標準的な広さは、137㎡~157㎡。つまり41.44坪~47.49坪。そしてその建物の平均的な工事費は、ナント!4800万円だと言うから超ビックリ~!坪単価に直すと【107.9万円/坪】となり、「住宅金融支援機構」の参考値と比較しても、その差は坪当たり38万円の差となる。
また、一番高価な住宅の場合では【7800万円】もすると言うから、驚くのを通り越して呆れてしまう。だってこれ、全て日本の「思い遣り予算」で、建てられている建物なのだ。
その数は過去30年間で1295戸。
凄いなぁ・・・・。
日本て、どれだけ米軍を思い遣っているのだろう・・・・。
その割りには愚行・蛮行が後を絶たないのは何故だろう・・・・。
だいたい、いろいろなバランスが変だとは、気が付かないのだろうか。
思い遣り予算て、全部税金なんだけどねぇ・・・・。
米軍には「思い遣り住宅」でも、日本国民の事は「思い遣ってない住宅」って、ところなのか。