子供の頃の遊びに「はじめの一歩」と言うのがあった。
気の弱い少年・一歩が、ボクシングを通じて成長していく漫画で、必殺のデンプシーロールで・・・・・・と言うボケは置いといて。
遊びの「はじめの一歩」は、目を閉じた鬼が「10」数える間に、少しずつ近づいて行き、鬼に触れると勝ちと言う遊びだった。この「10」を、「だるまさんがころんだ」と数えたことから、その数え方で呼ばれることもあった。
この「遊び」とも「幕の内一歩」とも関係ないが、さまざまな場面で「はじめの一歩」と言うのは、大切なことだとしみじみ思う。
「第一印象で決めた」と言う言葉もあるように、男女の出会いは勿論だが、友達や仕事関係でも、「はじめの一歩」は重要だ。そこを間違えてしまうと、その後の修正がなかなか出来ない。また「はじめ良ければ終わりよし」とも言うように、最初のボタン掛けが正しければ、最後の一つまで上手くいくものだとも思う。
考えてみれば幼い子供の遊びの中に、すでに人生の教訓が隠されていたのかもしれないと、「はじめの一歩」を間違えた事に苛まれている今、ふと思ってみたりするのです、はい。