報道のあり方と配慮の仕方

昨日、秋葉原で起こった通り魔事件。これに関して書くの事は、あえて避けたい。
ただ一つだけ。被害者の家族に、直ぐにインタビューするのは止めてくれ。それから、事件発生直後、被害者の姿を隠すようにシートで囲んでいる光景を、上空のヘリコプターから映すのは止めてくれ。
その被害者が、自分の身内、あるいは大切な友人だったらと考えると、その光景を見せられる事が、凄く辛いと思うから。
報道には「知る権利」や「知らせる権利」があるのかもしれないが、傷付いた人の心の中にまで土足で入り込み、それを公開する権利は無い。そして、ひょっとするとその行為が凶行の連鎖を生むかもしれないと言うことまで考えた上で、報道して欲しいと思うのです。それだけです。

コメント

  1. goron より:

    おはつです。
    いつかは膝をつき合わして呑んでみたいとメールしました。
    あのときはいろいろ思うところあってなんです。
    なるほど。そういう視点はありですね。
    私はめいっぱい書いてしまいました。(爆

  2. 探偵長 より:

    こんにちは。
    その節は、ご連絡いただき、ありがとうございました。
    昨今、携帯を初めとする便利な道具の普及で、TVではなくても事件現場の様子が、ほぼリアルタイムで観る事が出来るようになってしまいました。それが良い事なのか悪い事なのかは、私には判断できません。
    ただ、そこで倒れている人物が、自分の大切な人だったとしたら、その光景を見たいか、見たくないか、と考えるだけです。
    せめて、「連鎖」の抑止力になっていると、祈りたいです。