ガソリン離れ

ガソリンの小売価格が、リッター170円に突入する見通しが強まる中、ガソリン離れが進み、ガソリンスタンドの売り上げも10%程度は落ち込むとの予想が出た。つまり小規模のスタンドは、商売が立ち行かなくなる可能性が有ると言うこと。大きなスタンドが並ぶ大都市はともかく、地域に密着したようなスタンドがメインとなる地方都市においては、個人の家庭の生活までもが危うくなる。
これから暑くなる季節だから、暖房用の灯油に対しては実感が湧かないが、その時期を迎える頃には、もっと深刻な価格になっている可能性もある。
車に関しては自動車メーカー各社が、ハイブリッドを中心としたエコ・カーの開発に血道を上げているが、少し対応が遅いような気がしなくも無い。それにバイオ・エタノールなんて物が、世紀の大発明と持て囃されている限り、世界のエネルギー問題に明るい兆しは見えてこないような気がする。数年前の中国ではないが、朝の出勤時間は自転車で大移動する事が、地球にも、家計にも、そして健康にも一番良い事なのかもしれないと真剣に思ってしまう。
それに、いくらガソリン離れが進むとは言っても、最低限の利用はするだろう。問題は、その最低限と言う線引き、つまりやせ我慢が、一体どこまで続けられるだろうか?と言うこと。「限りある自然を大切にしよう!」と言いながら、一部の人の私利私欲のために、その他大勢の人が苦労すると言うのは、なんだかなぁ~~~と、思ってしまう訳ですよ、はい。
自転車、買わなきゃなぁ~・・・・。