灯り

6月も今日で終わり。気が付けば今年も折り返しを迎える。
良い事ばかりじゃなく、大変な事も沢山あったし、これからも沢山あると思う。でも、出来れば笑って乗り越えたい。そんな一年の折り返し。
この時期、小田原では「ちょうちん祭り」の準備で、何かと慌しい。ちょうちん祭りとは、7月末に小田原城のお堀に沢山の小田原ちょうちんを灯し、夏の夜を楽しむと言う祭り。そしてその飾り付けられる小田原ちょうちんは、市内の小学生が全員が作った物なので、見物客もそれなりに多い。
ちょうちんには当然、灯りが灯るのだが、当然ながらその光源はロウソクではなく電球。だって火事になったら危ないから。ところがこのちょうちんの中に灯される電球は、今後製造されなくなるらしい。理由は不経済だから+環境にマイナスだから。
電球は蛍光灯に比べて、その寿命が短い。だから価格が安くても交換するサイクルが短いので、不経済になる。また蛍光灯に比べて発熱量が高いため、地球温暖化にマイナスとなるところが多い。そのため、各電機メーカーは電球の生産を徐々に減らし、最終的には蛍光灯の電球色製品と変えていく方針。勿論、国の指示でね。
と言う事は近い将来、小田原ちょうちんの中の光源は「電球色の蛍光灯」に変わっていくのかもしれない。ただし蛍光灯の場合、コントローラーを使い、明かりを絞ると言う調光は出来ないので、点いているか消えているかのどちらかしかない事になる。つまり「今夜は月夜で明るいから、少しちょうちんの灯りを絞っておこう」なんて風情は、無くなると言うこと。いや、風情より環境だろうと言われれば確かにそうなのだが、「電球=悪者」的な安直な結論に、今ひとつピント来ないだけ。
7月7日の七夕の夜は「クール・アース・デー」だけど、知ってますか?

コメント

  1. 冬猫 より:

    多分、誰かがきっと、提灯の明かりの雰囲気があるエコな電球を発明してくれるような気がします。時代は進んでいるんですから、いつか必ず出来ますよ~
    私としては、子供が使うものでも蝋燭を使って欲しかったりしますがね。

  2. 探偵長 より:

    そうですね、いつかそんな製品が出来る事を期待します。
    そうじゃないと、夏の夜の祭りと言う雰囲気も、提灯を灯す明かりと言う風情も無くなってしまいそうですからね。
    その飾り付けられる提灯の数ですが、何百と言う数です。だから一つ一つにロウソクを灯すのは、チョッと大変かもしれませんけど、気持ちは分かりますね。