続々と刊行!

ナレッジエンタ読本のシリーズが、続々と刊行されます。
今月は、この二冊だそうで、書店に並ぶ少し前に、お送り頂きました。
いつもいつも、ありがとうございます。
まずは『だましの技術!』と題された本は、ルポライターの多田文明さんと、マジシャンのゆうきともさんが、騙すテクニックと騙される側の心理を語られています。
デート商法や宗教への勧誘と言った切り口から始まり、手品のトリックへと話題は展開していきます。いずれも巧みな心理トリックが重要で、その手法や陥り易い錯覚のポイントが明かされています。
あっと言う間に読んでしまったほど面白かったのですが、もう一度ゆっくりと読み直し、簡単に騙されないように参考にしたいと思います。
だましの技術!(ナレッジエンタ読本15) (ナレッジエンタ読本)
だましの技術!(ナレッジエンタ読本15) (ナレッジエンタ読本)
余談ですが、今から25年ほど前に、見ず知らずの女性から電話が掛かって来た経験があります。何かのプレゼントが当たったとかで、そのお知らせと称して延々と雑談が交わされ、最後には明日、お会いしましょうと言う話を切り出されました。今で言うデート商法です。同じ経験を持つ多田さんの体験談に、思わずニヤニヤ笑ってしまいました。物凄~く、その気持ちは分かる!ってね。
中国がわからない!(ナレッジエンタ読本16) (ナレッジエンタ読本)
中国がわからない!(ナレッジエンタ読本16) (ナレッジエンタ読本)
もう一冊は、漫画家の片山まさゆきさんと、河合塾世界史講師の青木裕司さんのお二人で、『中国がわからない!』と言うテーマで話されています。
片山さんは『サクサク現代史!』の際にも、漫画を書かれているので、ある意味お馴染みの方。それから青木さんと言えば、今、大学受験で頑張っている学生さんにとっては、「カリスマ世界史ティチャー」として超有名な先生。たぶん受験生の持っている世界史の参考書の何冊かは、この方が書かれているかもしれないと言う位の有名人。もっとも、実際の講義は新宿校でしか聴けないとか・・・。
まっ、そんなことは置いといて、内容を紹介すると、中国の歴史が分かりやすく書かれている一冊です。漫画で概略を説明し、文章で補足するという構成なので、とても分かりやすくなっています。当然ながら中国を取り巻くアジア諸国(日本も含む)、ロシア、アメリカとの微妙な関係も、なぜそうなったのか、なんでそう言われるのかが見えてきます。現役の受験生を相手にしている方だけあって、ポイントが分かり易く描かれています。これ、勉強になるわ~。
興味からくる知識の向上と、その幅の拡大を目指す「ナレッジエンタ読本」の今後が、これからも楽しみです。