乱歩と東京―1920都市の貌 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集)
江戸川乱歩の作品を読み解きながら、当時の東京と言う都市を建築的に考察すると言う内容。著者はもともと建築家であり、その上ミステリにも造詣が深い方だったので可能となった一冊で、学術書的な色合いが濃いような気がします。第38回日本推理作家協会賞受賞作です。
著者の松山さんはその後、建築家としての活動を辞め、今は作家さんとしての活動が中心だと思います。ちょっとした偶然なのですが、その松山さんの別荘?と呼んでも良い建物の工事をされた建設会社さん&ご担当者さんは、いつもお世話になっている方々だったりします。今度、サインを頼んでみましょう。
映画「K-20」の公開を期に、今年は乱歩ブームが来そうですね。