子供の頃、指先に木工用ボンドを塗り付け、乾いたら、そっと剥がす。自分の指そのままの、もう一つの自分の指の薄皮が出来上がる。それを鏡やガラス窓にペタペタと貼り付け、まるで事件現場に残された指紋のようだ、なんて遊びをしていたのは私です(笑)
近頃は指紋認証で人物を特定するなんて技術が開発されていますが、それを嘲笑うかのように偽造指紋を作り出し、別の人物に成りすますなんて事件も起きています。今年の最初に、空港で別の人物に成りすました女性が逮捕されましたが、彼女が指先に付けていたのも偽造指紋。
今朝の朝刊にも載っていたのですが、どうやら偽造指紋はシリコン樹脂で作られているらしい。
「なぁ~んだ、それで良いなら簡単ジャーン!」と言う不謹慎な感想は、心の中に仕舞って置いて、兎に角、そんなんで良いのでしょうか?(←やっぱり言ってる)
シリコンなんかホームセンターに行けば、簡単に手に入ります。それを対象の人物の指紋跡に塗り付け、数分待てば、ほ~ら偽造指紋の出来上がり!・・・とまぁ、それほど単純でも無いでしょうが、ハイテクはローテクに勝ると思い込むのは危険なのかもしれませんね。
玄関扉が指紋認証鍵の皆様、くれぐれもご用心下さいませ。出来れば指紋を残さぬように、家の内外を問わず、手袋を嵌められると宜しいかと。(←それが一番怪しい)