名探偵の掟 終了
これは東野圭吾さんの『名探偵の掟』を原作にしたドラマで、推理小説の世界を(愛情を持って)おちょくった内容で、ドラマ化するにはいろいろと問題のあったものだった。
一回目の放送から欠かさず観ていたのだが、正直言えば三回目の放送ぐらいまでは、「やっちまったなぁ・・・」と、クールポコ的に観ていたのだが、物事、吹っ切れると良い方向に転ぶことがあるもので、この番組もそうだった。(と思う)
「フーダニットとは何か」を説明しながら進んでいく話は、ミステリ好きを客観的に観て、大いに笑えたし、「叙述トリック」を映像化した回では、バカバカしいのを通り越して、思わず唸ってしまったほど。
また最終回では、「最終回であるが故の話」に納得する箇所が多く、「死亡フラグ(旗)」の説明に至っては、今後のドラマや映画を観るときに笑ってしまいそうな気さえする。
物事における「お約束」と言うのは、誰もが知っているのだが、誰も口に出してはいけないと言う事でもあり、そのタブーを正面から笑い飛ばしてしまったドラマの「良い意味での壊れっぷり」は、見事としか言いようが無い。「叙述トリック」を文字で表現した原作よりも、映像で表現したドラマの方が、ちょっと凄いとさえ感じた。これならひょっとすると、今までは無理だと思われていた数々の名作ミステリも、映像化できるのでは無いかと感じさせた。
次回、是非『名探偵の呪縛』をドラマ化して欲しいと、切に願います。
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「名探偵の掟」原作での主人公の風貌についてもじゃもじゃ頭・・・・金田一耕介よれよれスーツ・・・刑事コロンボステッキ・・・・・・・・名