本好きの性

仕事に使う資料を探しに、近くの市立図書館に行きました。
用事は直ぐに済み、ササッと帰ろうとしたのですが、そこは本好きの哀しい性。用事が予定より10分ほど早く済んだと言うことは、10分だけなら本を読んでも良いという事。
10分だけ本を読むと言う場合、貴方ならどうします?
ファッション雑誌や、車の雑誌でも読みますか? 
それとも今日の新聞を広げるのでしょうか?
私は迷わずエッセイ集を広げます。
エッセイなら見開きのページぐらいに書かれている量でしょ、だから何処から読んでも良いし、何処で読み終えても良いから。
で、本棚の一番端は「あ」の作家さん。
迷わず手にしたのは、有栖川さんの『謎は解ける方が魅力的』。
10年近く前の本だけど、エッセイは今読んでも面白い。それにこの頃の有栖川さんは、昨年お会いしたときの有栖川さんとは同じ人だけど遠い存在の人。なんだかそれも面白い。
勿論、エッセイは軽妙なテンポと切り口で語られ、いやいやいや、「エッセイってこう書くのよ、分かった?」と、言われているような気分にさせられる。
あまりの面白さに、ついつい読み耽っていたら・・・・ハッ!10分のつもりが、30分も過ぎていたー!
こんなことならカード持ってきて、借りれば良かった。
なんてこと、ありますよね?(笑)
関係ないけど、角川文庫のブックカバーは、なぜかガンダムではなくスヌーピーを応募済み(笑)