ミステリに限らず、話しの筋をバラされるのは嫌なものである。
いわゆる「ネタバレ」と言うやつ。
以前、図書館で借りたミステリで、登場人物の一人に丸印が書かれていた経験がある。悪質だ。
丸印の意味を察した瞬間に、読む気が失せた。
それでも頑張って読んだのだが、予想通りに丸印の人物が犯人だったりして、非常にガッカリした経験がある。これから先、この本を読む人全てに対して失礼だし、それ以前に著者に対して失礼だ。
こんなイタズラをする人はきっと、心に屈折と言う丸印が描かれているに違いない。
ネタバレ御免は、本に限った事ではない。それはドラマや映画の世界でも同じ事。
で、最近、おやっ?っと思ったのが、映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』。
観客動員数が凄いのは知っていたが、もっと凄いのはパンフレット。
映画のパンフレットといえば、5~600円程度の値段が相場だと思っているが、このパンフレットはナント1000円もする。しかも袋とじになっていて、開封しないと中を見る事が出来ない。
この手の手法に男は弱い(笑)。きっと普段パンフレットなど買わない人までもが、釣られて買うに違いない。
パンフレットは、当然劇場で売られているのだが、面白い事に「上映前には見ない方がいい」という、注意書きが書かれている。理由は簡単、中にネタバレが書かれているから。
封を切って最初のページに、「ネタバレ注意」のような警告の文字。んーーー、ある意味親切(笑)
でもチョッと待てよ・・・・。私もたまに映画を観に行くが、その時にはパンフレットを買い、上映前のひと時に読むのが常。キャストやあらすじを読み、テンションを上げていくのだが、ヱヴァに関してはそれが出来ないらしい。と言う事は、上映前のひとときを、どうやって時間を潰せばいいのだろう?
むむむ、やっぱり親切じゃないかもしれない。
出来れば上映前のひと時に、読める程度の内容にしておいて欲しいのです・・・。