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歯も無いのに歯軋りとは真に奇妙な言い回しだが、鳥は間違いなく歯軋りをする。
私もインコを飼うまでは知らなかったが、確かに歯軋りとしか例えようの無い行為をしている。子供の頃に飼っていた、九官鳥やボタンインコはしたのだろうか。今となっては記憶に無いが、今、うちに居るセキセイインコの蒼は、確かに歯軋りをしている。私の肩に乗り ギョリ~ ギョリ~ と、くちばしを擦り合わせているのだ。あまり頻繁にするので、体調でも崩した時のサインなのかと気になり、鳥の飼育本を開いてみると、そこにはこう書いてある。
「インコの歯軋りは、眠いときやリラックスしているときのサインです」と。
なるほど、眠いのか。
そう思いながら見ていたのだが、どうも眠そうには見えない。
元気いっぱいに喋りぬき、毛繕いをし、動かなくなった左足を気にし、そして歯軋りをする。
人の顔を突付き、肩から腕へと歩いては戻り、また歯軋りをする。
これは、どう見ても眠そうには見えない。だいたい眠いときは、人と同じように欠伸をしているのだから、この場合の歯軋りは眠いサインではないのだろうと思う。
ではリラックスしているのだろうか?これは有り得そうだ。よく見ていると、ギョリ~ギョリ~の歯軋りは、私の肩の上でしかしない。カーテンや椅子の背もたれに留っているときには、けしてそれをしていない。
なるほど、私の傍に居るときだけリラックスしていると言うことか・・・。
女性にモテたことは無いが、相変わらず鳥だけにはモテるらしい。
まぁ、誰にも好かれないよりは、なんぼかマシだ(笑)
鳥にも落ち着ける場所があり、そこでリラックスしているサインまで出すのなら、人にも鳥以上に落ち着ける場所が必要な筈。家と言う大きな場所でも良いし、その中の居間の隅に置かれたソファでも良い。あるいは夜空を見上げる為の自分専用の小窓でも良い。そんな場所、そんな設えがあって、そこで「人の毛繕い」を、してみてはどうだろうか。インコの歯軋りを見て、ふとそう思ったのです。
コメント
こんばんは。
久々に、蒼ちゃん登場ですね(過去の記事全部を読みました)
私は犬しか飼った事が無いので、インコが歯軋りをするなんて知らなかったです。ちなみに、犬は、尻尾以外では、目で感情を表現しますよ。拗ねたり泣いたりしますし(笑)
動物の心って裏表が無いし素直だし、癒されますね。
さしずめ、蒼ちゃんの目下の恋人は探偵長さんですね。相思相愛?(笑)
こんにちは。
鳥の歯軋り、私も蒼を飼うまで知りませんでした。
前に居たインコは、あくびをしたり、目の前で寝てしまうことはありましたが、歯軋りはしなかったので。
鳥に限らず生き物は、飼ってみて初めて知る習性や習慣があるもんですね。
まっ、人にもあるので、当たり前と言えば当たり前ですが(笑)
犬、良いですよね。
目で拗ねるなんて、可愛らしいの極地!(笑)
仰るとおりで、動物に癒されることって本当にありますよね。
動物テラピーとまではいかなくても、嘘の無い関係が、とても楽にさせてくれます。
それだけに居なくなった時の喪失感も、大きいのですが・・・。