『汽車通学』 読了-6


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『汽車通学』を読みました。
写真集ですから、《読む》と言うよりは《眺める》と言った方が正しいのかもしれませんが、この写真集に限っては、やはり《読む》と言う方が正しいような気がします。
駅や電車がキーワードにはなっていますが、写そうとしているものは間違いなく青年たちで、切り取られた一瞬の表情の奥を読み取りたいと思わせるからです。

面白かったのは、携帯電話。
携帯の画面を一人見つめる子の顔と、友達と会話しているときの表情の違いに驚かされます。
でもどちらも同じで、どちらも本当の顔。多感な十代の青年たちの顔。なんだかとても懐かしい表情。
この写真集の切り口は、とても好きです。