所作に見惚れる


音楽を聴いて感動することが有る。
本を読んで感涙に咽ぶこともある。
建築を見て圧倒されてしまう事だってある。
でも誰かの所作を見て、感激したことは無かったかもしれない。
勿論、立ち居振る舞いが綺麗な方は、沢山いらっしゃる。
でもその立ち居振る舞いを所作として捉え、その美しさを感じる事には鈍感だったのかもしれない。
いや、別に大したことではないんだけどね。
ただ、女性のちょっとした仕草を見て、思わず綺麗な所作だな、と思ったまで。
そして、「所作」という言葉を思い浮かべたことに、我ながら驚いたと言うだけの話なんだけどね。
この話の相手が大の大人で、しかも何かの専門家だったのなら、別に大したことではないのです。
例えば書道家の筆を運ぶ姿が美しいとか、陶芸家のろくろに向かう姿が魅力的とかね。
私が綺麗な所作をする人だな、と思った相手は、子供だったのです。
だから、ちょっと驚いたと言う話。相手にも、見惚れた自分にもね。
天工舎一級建築事務所
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