そうそう!忘れないうちに書いておきます。
それは「大黒柱のある家」の玄関ポーチ部の樋の話。
以前、下地施工中の様子を書きましたが、その時の様子が下の写真。
で、こっちが完成した様子。
壁に溝が有るのが分かりますか?
ここが所謂、「樋」の役目を果たします。
考えたのは、玄関ポーチは家には必要→そこに雨樋が出てくる→玄関の雨樋は邪魔→ポーチの前や横に樋が出るのも嫌→ならば無くしてしまえ!・・・・・・みたいな発想。
ポーチの屋根は建物側に緩やかな勾配を付け、壁の両サイドにスリットを設けて、壁伝いにポーチの雨を下に流そうと考えました。勿論、ポーチの上部や溝の部分は全て、特別に防水を施しています。
雨の量が少ないポーチだから出来た納まりですが、玄関ポーチの樋を邪魔だと考えている方は意外と多いと思います。誰も気が付かない箇所でしたが、ひっそりと気を使った納まりです。
天工舎一級建築事務所
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