「探偵が超能力を使えたら、推理小説は成立しないのでは?」 そう感じてしまうのは当たり前。
少し前の深夜に「超能力探偵ボビー」と言う映画が放送されるのを見つけ、凄く興味を惹かれました。
思わず録画したのですが暫く見ることが出来ず、スッカリ忘れていたのを思い出して観てみました。
正直、あまり期待はしていなかったのですが、これが実に面白かったのです!
いや~、バリバリのB級映画でしたが、超能力パワーの微妙なさじ加減が絶妙だったのです。
探偵事務所は、ちょいと性格の悪いやり手の所長と、超能力パワー全開のボビー。そしてボビーのお世話係の大学教授の三人で、仕事をしていました。このボビー君、不遇の死を遂げたマーレイと言う男の霊が乗り移り、事件の犯人や盗品の隠し場所などを、ズバズバと言い当ててしまうのです。
ボビー君自身にも人の心を読んだり、過去や未来を予測する力を持っています。その上、電磁波を放出し、あらゆる物を動かすことさえ出来てしまうのです。
こう書くと一見、無敵の探偵のように思えますが、なんせ普通の人とはチョッと違うので、遣ること成すことメッチャクチャ。色の濃い服や合成繊維の洋服を着ると、途端に超能力が封じ込められてしまうという、なんとも不思議な設定も妙で、久しぶりに映画を観て笑い転げました。その珍妙なドタバタ振りは、一昔前の「モンティ・パイソン」のような笑いでした。
たまにこう言う凄く面白い映画があるので、B級映画は侮れません。
昔なら「サボテン・ブラザーズ」なんて秀逸だったし、最近なら「キック・アス」も面白かった。
たまには気分転換に深夜映画など観るのも、悪くないのかもしれませんね。
天工舎一級建築事務所
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