熱海市の人口が、ついに4万人を割り込んだという記事を読みました。
65歳を越える高齢者の数は、全体の38%だそうです。
熱海市：人口４万人を割る 高齢化率は３８％ ／静岡 （毎日新聞） – Yahoo!ニュース
私が熱海に住んでいた今から20年ほど前までは、人口も5万人以上居ました。
勿論、高齢者の数が全体の38%なんてことは無かった筈です。
バブル景気と呼ばれる頃には、街には観光客が溢れていました。
また、リゾートマンションと称する建物がアチコチで工事を行い、山肌が削られ、地面には大きな穴が掘られているといった光景が、街のそこかしこで見られていました。それ自体は、けして良い事ではありませんでしたが、街に人が居たと言うことだけは確かでした。ですがそんな事も、今は昔の話。
観光地にとっての景気の低迷は、死活問題に直結します。
とくに熱海のように、一種独特の艶を求めた観光地ではね。
そのうえ65歳の高齢者が人口の38%では、未成年の数を考えたら、成人一人に対して、お年より一人と言った比率だと思います。それじゃあ街は成立しないよね・・・・・・。
それじゃあ、低迷し続ける熱海市をどう立て直すか？
昔のような観光地として再起を考えるのか？ 寛一お宮に頼みますか？
でもそんな時代でもないでしょう。
人工的に作られたサンビーチもあれば、夏だけじゃなく冬にも催される花火大会。
夏には、ほぼ毎週のように花火大会がありますが、それだけじゃあ街に活気は戻ってこない。
じゃあどうする？ 直ぐに名案が浮かぶようなら、熱海の人が実行してますよね。
ああ、悩ましいしもどかしい。
知人友人の大勢居る街だけに、なんとかもう一度活気を取り戻して欲しいと思うのですが、さて私一人が地団太踏んだところで、何も代わる訳じゃなし・・・・・・・。
熱海だけじゃなく、これが地方都市における実態なんですよね。
天工舎一級建築事務所
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