家を建てるとき、建設会社さんと「工事請負契約」を結びます。
設計図を基に、いくらの費用で建てるか、あるいは工事期間はどの程度掛かるのかといった事柄を書面にして契約するのですが、このときに契約書に添付する書類の中に、「民間(旧四会)連合協定工事請負約款」という書類があります。
これは万一、何かのトラブルごとが起きた際に、どんなふうに解決するのかを細かく規定した物ですが、この「民間(旧四会)連合って何ですか?」と、聞かれたので、ここでちょっとだけ触れてみます。
まず旧四会連合というのを先に説明すれば、これは次の四つ団体を指します。
日本建築学会
日本建築協会
日本建築家協会
全国建設業協会
以前はこの四団体が約款を作成していたのですが、今はその他に次の3団体が加わりました。
建築業協会
日本建築士会連合会
日本建築士事務所協会連合会
合計7つの団体が集まり、「民間連合」と呼ばれています。
建設業界が作成している約款なので、「建設会社が有利な約款じゃないの?」という声も聞きますが、そんなことは無いと思うし、逆に発注者である施主に有利過ぎる約款というのも変ですよね?
出来れば、こんな約款に掛かれたことを利用することなく、良質な建築工事を目指すのが一番たど思います。ちょっと聞かれたので、書いてみました。
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