府川の平屋は、内装の下地ボード貼りの最中。
「木工事」と言う言葉から、木を使った工事をイメージされる方がいますが、このボードのように、木で無い材料の工事をしている時も「木工事」と呼びます。理由は簡単、このボードも大工さんが貼っているから。
昔は壁の下地材が、合板や木摺りだったために、大工さんが造っていました。大工さんが造った下地の上に、左官屋さんが壁などを塗っていたのです。
時代は変わり――と、一概に言っていいものか迷いますが、兎も角、時代は変わり、壁の下地材が木から石膏ボードに変わりましたが、相変わらず壁の下地を造っているのは大工さんなのです。だからこの作業も含めて、「木工事」と呼びます。
それに壁の下地を造りながらでないと、建具などの枠などの施工も出来ません。だからこれら全てを合わせて「木工事」と呼んでいます。
建設会社と請負契約を結ぶ際に、「着手時〇〇%」「上棟時〇〇%」と、支払い時期と支払い金額を明記して契約すると思いますが、その際に「木工事完了時〇〇%」と書かれている場合には、これらの大工さんの工事が終わったタイミングを指しています。
監理者、建設会社立会いのもとで、大工工事が終わったことを確認することは、大切なことですので、お忘れなく。
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