謎の灰の正体
日曜の午前中、なぜか空から何かを燃やした灰らしき物が、大量に落ちてきた。
洗濯物には、白い紐状の燃えカスがたくさん付いている。
手に取って見ると、間違いなく何かの灰だ。
思わず、どこかで火事か? と辺りを見回すが、それらしき煙も匂いもしない。
近所の方とも、「何ですかねぇ~?」と、首を傾げていた。
考えた。
紐状の燃えカス。
近くではなく、遠くから飛んできた可能性あり。
かなり広範囲に飛んでいる(これは翌日に分かったこと)
ひらめいた! 野焼きだ!
箱根の野焼きに違いない!・・・・・・・・直ぐに違うことに気が付いた。
今年の箱根の野焼きは、とうに終えている。
じゃあなに?
答えが見付からないままフェードアウトした日曜。
そして昨夜、その答えが分かった。
御殿場の野焼きじゃないかと言うことが。確証はないが、これしか考えられない。
数年前に死者を出した御殿場の野焼きは、昨年まで中止されていたのだが、今年から再開されることになり、それが実施されたのが日曜だった。合点がいった。
だが、ちょっと怖いことにも気が付いた。
野焼きが行われた御殿場の東冨士演習所から、小田原までは直線距離にしてザット25km。
この距離でも野焼きの灰が、あっという間に飛んでくる。
それじゃあ富士山に何かあったら?
小田原も、ある意味では富士山の麓のようなものなんだと、あらためて思い知らされた。
天工舎一級建築事務所