『カブトムシとクワガタムシの最新科学』 本郷儀人 著/読了
子供の頃、カブトムシやクワガタを捕まえることに、夢中になった時がある。
朝早くから近所の山に出掛け、目星を付けておいた木を蹴り、落ちてくる虫を捕まえたものだ。友達同士で捕まえた虫の大きさを自慢したり、クワガタの角を擦って怒らせ、二匹で喧嘩をさせたりもした。でもなぜか私が期待している程には、虫たちは戦わなかった。その理由を本書を読んで、初めて知った。
かつて子供だった男たちには、少年の頃を懐かしく思い出し、同時に研究し尽くされたと思っているカブトムシやクワガタムシには、まだまだ不思議なことがたくさんあることを知ることが出来る一冊。
子供たちにとっては、夏休みの自由研究の参考になるかも? 勿論、虫好きの女性もOKです。
実は西欧では人気の無いカブトムシやクワガタムシ。その理由を読み、なんか妙に納得した。
またモテる雄とモテない雄の違いを読むと、昆虫の世界だからこその生存競争の厳しさを知ります。
カブトムシの雌は基本的には生殖活動が、あまりお好きではないようで、雄の求愛高度のほとんどを拒否してしまうとのこと。だからこそ雄は必死に求愛するのだとか。なんか、身につまされます(笑)
他にも興味深いことが、たくさん書かれていて、「夏の自由研究」をしたような気分になりました。
宜しければ是非、ご一読を!
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