Essay 55 木造住宅の絵で見るチェック

チョット良いものを見つけました。「日本建築士事務所協会」がUPしている「木造住宅チェックポイント」と言うページです。基礎から、骨組み、地盤までのチェックポイントがカラーの絵で、判りやすく載っています。私がコラム一話分、文章で説明するよりも、判りやすいかもしれません。

どうぞ、参考にしてみて下さい。

  あなたの家は大丈夫?
 Http://Www.Njr.Or.Jp/Check/Check.Html
    ↑
木造住宅の簡易耐震診断もあるので、覗いて見て下さいね!  


ただ、100点では無いと思います。私に言わせれば、まだまだ甘い所もありますが、少なくてもこの項目がキチンと、出来ていれば、まず大丈夫かもしれません。と言うわけで今回のコラムは、これで終わりです。やった~~コラム1話分、得した!ダメですか?


それじゃあ少しだけ、私なりの見解を。
まず基礎の形状ですが、最近では布基礎など私は考えません。ベタ基礎を基本としています。その理由の、一つには地盤の問題があります。


最近の新築住宅は、造成地に建つ事が多くなりました。盛土をしたような造成地では地盤が自重で沈み、落ち着くまで5年は、掛かると言われています。また、切土の造成地だから、大丈夫かと言えば、やっぱりダメなんです。


盛土だろうと切土だろうと、その周辺に擁壁を造る場合には、一度土を全部取ってしまうのです。そして、擁壁を造った後にもう一度土を戻すからです。つまり、地面は柔らかいって事。


「じゃあ!平らな造成地なら大丈夫だろう?」と言っている、そこの貴方!残念でした。それも違います。平らな造成地の場合でも、排水管を通したり、道路を造ったりと、大なり小なり土地はいじられているのです。だから、予算が無いと言っても、基礎を安上がりに作ることを考えずに、他の場所での節約や坪数の調整で建設費を調整して下さい。(私の拘りです)
以上、今回のコラムでした。ちょっと、短かったですか?