無垢板に蜜蝋を塗ってみる


工事中の「大黒柱のある家」の床板は、無垢のナラ材を貼っている。
無塗装の床材なので、後で施主自身の手で保護剤を塗る予定になっている。
その床材のサンプルが届いたので、事務所にあった蜜蝋を試しに塗ってみることにした。
これが無塗装のナラフローリング。厚みは15mm。
大黒柱のある家 床板に蜜を塗ってみる.1


蜜蝋を塗る前に、軽くペーパーを掛ける。
塗った所と塗っていない所が分かるように、板の真ん中でマスキングをして、半分だけ塗ってみる事にした。が、残念なことにマスキング・テープが見付からず、仕方ないのでセロテープで(笑)
本当に塗るときには、セロテープを使ってはダメですよ。接着力が強過ぎるので、せっかくペーパーを当て、スベスベになった所が、またササくれてしまいますから。
マスキングしたら、湯煎で柔らかくした蜜蝋を、ウェスで軽く塗りつける。
このとき失敗しないコツは、塗りすぎない事。
ほんの少しの量を、出来るだけ塗り伸ばしていくことが大事。
あとは乾いたウェスで、拭き取るようにして、はい、コレで終了。
大黒柱のある家 床板に蜜蝋を塗ってみる.2
作業時間、およそ3分程度。
あとは暫く放置して、乾燥させます。
大黒柱のある家 床板に蜜蝋を塗ってみる.3
2時間ほど放置しておいたら、少し色が濃くなった感じに。
24時間放置しておいたら、この程度まで蜜蝋が染み込みます。
大黒柱のある家 床板に蜜蝋を塗ってみる.4

ウェスで一度だけ軽く拭いた程度なので、定期的に塗ると、もっと良い感じの色になり、床材も長持ちすると思います。棚を作る日曜大工も有りますが、今はこういう日曜大工も、ありですよね。