障子の薦め


寒くなるこの時期、気になりだすのは窓の結露のこと。
毎朝、サッシの縁やガラス面にビッシリと付いた水滴を拭くのは、意外と手間なもの。
そうでなくても忙しい朝、出来れば見なかったことにして、このまま出掛けてしまおうか? なんて事さえ考えてしまいます。
カーテンを厚めの布に変えたり、ガラスを単板からペアガラスに取り替えてみたり、あるいは梱包用のプチプチを窓ガラスに貼り付けるなんて方法で、この結露対策をしている御家庭もあるようです。
そんな厄介な結露ですが、内障子を設置している窓には、意外とこの結露が少ないということを御存知でしょうか?


御存知のように障子は、鴨居と敷居に溝が掘られており、その溝に沿って動く木製の建具。
最近ではワーロン紙と言う破れにくい紙が貼られることも多いですが、もともとは和紙が張られている室内用の建具です。この障子、窓の内側に設置すると、意外と優れものなのです。
溝が彫ってあるので、その分密閉性も高いのです。
黒く塗られた内障子
その結果、断熱性や遮音性に優れ、それでいて採光は確保できるという優れもの。
ただしお値段がちょいと高い。それから洋風テイスト満載の家の場合、デザインに注意しないと、チグハグな感じになってしまいます。
でも結露に関する悩みは、グーンと減る事と思います。
これから家を建てようと考える方、内障子を検討されてみては如何でしょう。
冬の朝の仕事が、一つ減るかもしれませんよ。