Diary 2001年4月10日

3歳の子供を家族中の大人が、いじめ殺すと言う事件を聞いた・・・。1歳児の尿から覚醒剤が検出されると言う事件もあったらしい・・・。育てたくなければ生まなければいい・・・。言葉で諭すより殴った方が早い。優しくするより意地悪な方が楽なのかもしれない。だが子供を育てると言うのは、ペットを育てるのとは訳が違う。過保護にならず礼節を教え、人としての優しさを育む。それが出来なければ親にならなければいい。

もっとも根本的な問題は、親側の過剰なストレスが原因かもしれない。じゃあ、そのストレスって何?所詮、大人の我侭だろう。「物欲・性欲・所有欲」と言った大人の問題じゃない?それが過剰になりすぎて破綻し、その矛先を弱いものにぶつけている・・・。親も冷静になれば「殴る気はなかった」と言うが、じゃあどうして冷静さを保てないのだろう?

つい大きな声で子供を怒鳴ってしまう事も有るだろう・・・。でも大きな声を出して怒鳴る行為と、叩く行為の間には相当な開きがある。「言葉による精神的な虐待も、暴力による肉体的な虐待も虐待には変わりない」 それは承知している。それでも反省する時間は、言葉による虐待の方に猶予が有るような気もする。

親と言うのは子供が生まれた瞬間になれるものではない。子供を育てながら自分も成長して「親」になるのだろう。その成長が出来ない人が、子供を虐待するのかもしれない。 家の中で恐怖に怯え暮らす子供達が、「万一の時に、親の暴力から逃げる為の部屋を設けて欲しい」と言うような要望が出てこないと誰が言い切れるだろうか。
「人を信じ、優しく思いやりをもって・・・」と教える親が、この世で一番危険な存在だと言うのは、なんとも悲劇的な話ではないだろうか・・・・・。
★ 先日、掲示板で「ガチンコ バリバリ伝説」の話が出たときから、ズゥ~~~っとモヤモした引っかかっていた。だけど何をモヤモヤしているのか、自分でも解らずにそのまま忘れてしまったのだが・・・・・やっと解った!(^^) 私、自分で言っておきながら気が付かなかったんです。そう!「五木寛之氏は8耐のファン」だと言う事。 

かなり昔に読んだ五木氏の作品に「冬のひまわり」と言う本が有ったんです!年に一度だけ「鈴鹿の8耐」を見るだけの切ない逢瀬を、7年も続ける男と女の話が・・・・・。二人の心の葛藤とレースの様子を織り交ぜた、実に切ない話でした・・・。私、この本のことを忘れた事が無いくらい良い本でした。(←スッカリ忘れてたくせに・・・^^;) ただそれだけです(爆) 思い出せて良かった~。チョッとスッキリした~~~。

もう一回、読もお~っと!