Diary 2001年7月16日kogashi

こがし祭り山車(だし)コンクール
樹齢2,000年、周囲20mの国指定天然記念物「大楠(おおくす)」のある来宮(きのみや)神社の7月15日・16日の大祭「こがし祭り」では、「天狗」が蒔く「こがし」を頭からかぶると無病息災で長生きができるとの言い伝えがあります。今はこの天狗や世話人を、その年42歳の大厄を迎える男衆が演じ、こがしを振りまきます。(ちなみに私も一杯被った)お陰で真っ白。

こがしを被り無病息災のご加護をうけた街衆は、各町内自慢の木彫り山車、その年流行のキャラクターを象った装飾山車を勢いよく街に繰り出します。山車コンクールは、町内の山車の装飾・お囃子・行列の優劣を競うお祭りで、街中が熱気にあふれます。なお「こがし」とは、麦粉菓子のことで、麦を炒って粉にしたもの。

毎年、熱海では6月に入ると「今年の山車をどうするか?」と、仕事そっちのけで夜な夜な祭りの準備におおわらわ。と言う理由で飲んでます。子供達は7月に入ると、太鼓の稽古に余念が無く、毎晩9時過ぎまで稽古は続きます。今はどうだか判りませんが、私の子供時代には稽古中に間違えると太鼓の撥でコツッ!と叩かれ、泣きながら稽古する奴も居ましたし、両手の親指の付け根は皮が捲れてボロボロでした。

もっとも、こんな時間まで堂々と外出できるのですから休む筈が有りません。憧れのミヨちゃんと稽古を抜け出し・・・そんな小学生居ないっちゅうの(爆) だから熱海の子供で太鼓が叩けない奴は居ないでしょう。今でもね。

今年の山車の数々(その数全部で30以上)(
私が山車に乗っていた頃は、こんな若いお姉ちゃんなんか
居なかったぞ~。うぅ・・・悔しい。
出た~今年は「とっとこハム太郎」の飾り付けをした山車が2つと
ハムスターを飾ったのを1つ見かけました。
なぜか「犬夜叉」の文字が。
これは七福神か?
この木彫りの山車が高いんです~。
1000万じゃ買えませんからねぇ~。
ちょっとエレクトリカル・パレードが入っているのか?(笑)
山車の上には4つの楽器が乗っています。小太鼓・大太鼓・鐘・笛。
子供達が最初に覚えさせられるのが小太鼓、これが出来ないと他は
全部出来ません。

その次は鐘かなぁ?今でこそ無くなりましたが、昔は山車同士が
擦れ違うときに、鐘の撥やら太鼓の撥で殴り合ったものです!(爆)
だから鐘を遣れるのは血の気の多い奴だったんですが
今は平和みたいです(^^)
で、その次が大太鼓!私も高校生の頃ぐらいまでは、もろ肌脱いで
大太鼓叩いてました。
それを見ていたクラスの女子がキャーキャー騒いで大変でした。
・・・・・なんて事は一度も無かったです(泣)

ホントは笛を吹きたかった~。笛だけはおいそれとは吹けるように
なりません。だからこそ遣りたかったぁ~。

これが私が子供時代に乗っていた山車(てんじんちょう)
この時ばかりは、町名が旧に戻ります。その方がカッコ良いから~
(ホントは何故だか知りません)

ううっ!こんなとこにも、さらし姿のお姉ちゃんが(ズルイ)

観光地とは言っても、御みやげ物屋さんが多い町内はお金持ち。
住宅が多い町内は貧乏です(リアル)
だから山車の豪華さが違います(昔は悔しかったもんです・・・)
山車の屋根の上で、晒し姿で鐘を叩くオネエチャンたち。
でも「お立ち台」に立っているつもりなのでは有りません。
電線に山車が引っかかるのを避けると言う、大切な役目も
担っています。でもサラシ姿が色っぽ~~~い・・・・・ポッ
「踊る阿呆に見る阿呆」と言いますが、やっぱりこう言うのは遣ってる方が面白いに決まってる!
上のハム太郎とは違います。しかも後ろにハムスターも居る。
山車全部は撮れませんでした、ちなみに去年の山車はこちらでご覧になれますよ。 2001.7.16こがし祭り
観光地 熱海の夏がこれから始まります。
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