凸と凹の家新築設計

閉じながら開いた防犯性の高い開放的な家

凸と凹の家イメージ

建物から張り出したデッキにはスノコ状の板が目隠しとして貼られているイメージ

玄関の靴を脱ぐ場所は狭いため、誰も脱ぎっぱなしにはせずキレイな状態イメージ

2階リビングはバルコニーとも繋がり開放性の高い部屋となっているイメージ

リビングに接するバルコニーや小上がりの畳コーナーが広さをもたらすイメージ

バルコニーが大きく張り出していることが分かる外観イメージ

建物の外壁は、外から見える場所にはガルバリウム鋼板が貼られているが室内から見える場所は全て木材が貼られているイメージ

一戸建て住宅/木造2階建て

敷地面積
97.17㎡
建築面積
53.79㎡(16.27坪)
延床面積
84.48㎡(25.55坪)
設計期間
2003年7月~2004年4月
監理期間
2004年4月~2004年9月
施工会社
成幸建設 株式会社 (敬称略)

神奈川県茅ケ崎市

コメントアイコンCOMMENT

「大きく窓を開け放したままで眠りたい」
家を建てる時に、そんなふうに考えても、都会に家を建てる場合には、防犯上の観点からも、なかなか容易な事ではありません。そこで玄関の外側にもう一つ大きな扉を設け、防犯対策を講じながらも、住み手の希望する「開放的な家」を造ることを目指しました。外側に設けた扉が木製のスノコ状の扉ならば、招かれざる客の侵入を防ぎながら、風や光だけを取り込むことが出来ると考えました。

同時に、家の中で飼っている大切なワンちゃんの、活動範囲も広がると言うもの。室内に閉じ込めることなく、デッキにも自由に出られるし、玄関ポーチで遊ぶことだって可能になりました。閉じながら開き、開いたまま閉じられる場所は、まさに屋外であり屋内でもある場所。
小さな家を狭く感じさせないための、一つの解決策でもあります。