Diary 2002年9月16日

福岡での人質を取って篭城していた事件は、最悪の結果で幕を閉じた。『狂気と隣り合わせの時代』なのだろうかと考える。
勿論それも有るのだろうが、私は「男が弱くなった」のではないかとも思う。それは肉体的な事では無く『心』の部分で。
これだけ混沌とした時代だから、確かにいろんなトラブルや辛い出来事が多いのは解る。だけど、それを笑って耐えられる心の強さが無いのかもしれない。

だから直ぐ暴力で対抗する。チョットした事で直ぐに「キレル」と言う行動に出る。我慢も忍耐も強さも無い。そして必ず自分より弱いものを攻撃する。動物や年寄り、子供と言った自分より腕力の弱いものだけに攻撃を仕掛ける。そして罪を罪として受け入れ、罰を受ける強さもない。悲しい時代かもしれない・・・・・・。

たった9歳の女の子が受けた恐怖・痛み・無念さを、今一度想像してみるが良い。我が子の事として・・・自分だったらと想像して・・・。