Diary 2004年6月4日

凶悪事件が低年齢化しているのか、低年齢だと思っていた子供が、実は内面や知識・情報量だけが大人と同じ量を吸収しているのか、そこが謎。・・・・・と言うか、答えは既に出ている。

情報の多いのは良い事だが、大切なのは、その情報を如何に取捨選択するかの正しい自己判断基準を培う能力。
簡単に言うと幼稚か幼稚じゃないかの違い。

大人でも幼稚な大人は、その判断が出来ず、子供でも幼稚で無い子供は「ませてる」あるいは「可愛げが無い」と言われる。どっちにしても子供と言うのは分が悪い。

その中でも最も分が悪いのは、少年犯罪の被害者。
加害者には人権があり、その将来を憂慮されるが、被害者には何も無い。
被害者が【あんな事を言った】、【こんな事をした】なんて、有る事無い事言われて、下手すれば「それは辛かったねぇ・・・」なんて加害者が同情されかねない始末。何をか言わんや。


やれ「子供の心の闇」だとか、「社会環境がどうしたこうした」とか、そんな御託は真っ平で、前夜に見たTVドラマが悪い訳でもなければ、過激な小説が悪い訳でもない。ましてネットやチャットが良いの悪いのなんて議論は、すり替え以外の何者でも無くて、そんな責任転嫁論ばかりしているから、大人は何時までもバカで、それを見ている子供も【すり替え論】だけが達者なこまっしゃくれたガキになる。

子供の心を大切に真っ直ぐに育てたければ、キチンと愛情を示してやればいい。何時でもギュって抱いてあげれば良い。自分はこんなに愛されて、人が人を大切に想うと言うのはこう言うことで、だから花とか犬とかの命も大事で、勿論友達だって先生だって、隣の席でいつも意地悪するアイツだって、きっと誰かの宝物で、何かを大切に想っていて、だから自分と同じで、みんなみんな大切だって事なんだ!

なんて感じられる子供・・・・・・・・・・・・・・・今は居ないの?そんな事無い!絶対無い!

子供が起こした事件を見る度に【性善説】を取るか【性悪説】を取るかで悩む事がある。でもいつも【性善説】を取りたいと結論する。ただ、愛し方、愛され方が下手だったのかな?何てこともチラッと頭を横切ったりするのも確か。

書くまいと思っていたが、ちっとばかり腹が立ったので書いてみた。
大事な法案を有る意味暴力で強行採決するシーンと、今回の長崎の小6殺人事件の報道を、TVを2つ並べて同時に見てみれば良い。大人と子供の差が有る?子供にだけ「良い子になれ」と言うのは酷。まず手本をお願いします。

☆長崎の小6殺人事件に関して質問を向けられた大臣が、加害者の女の子の事を指して「元気な女性が多くなってきた」と発言したらしい(爆) 「良い子のみんなは、こんな大人にならないように反面教師にするんですよ」・・・・・・・・・なにか?

本日、毒吐きまくり。
日記に反応してメール下さった皆様、ご意見感謝です m(_ _)m

あと、こう言うのもあります。
子供環境学会↓
http://www.children-environment.org/

会長は建築家の仙田満ちゃんです、はい。