迎賓館を見学して来ました

5月4日の話。毎年、夏の10日間だけ一般公開されていた迎賓館が、今年は通年公開を企画していたので、事前に申し込みをしてGWの休みを利用して行って来ました。当日の天気予報は雨。しかも風が強いとのことで、それに合わせた洋服で出掛けたのですが、天気予報は大きく外れて快晴。しかも夏日。暑かったよ~。

前日に予約したロマンス・カーのチケットも、強風で線路上に木が倒れて、ロマンス・カーは上下線とも不通とのこと。回復の目処が立たないという事で、諦めて快速急行で新宿へ向かいます。なんか幸先悪いか? スタートが嫌な感じだったのですが、迎賓館に着くと、そんなマイナスな気分は吹っ飛びました。正門から入り、中門を抜けた前庭と本館正面の荘厳な佇まい。ただただ溜息の出る空間に圧倒されます。

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来賓をお迎えする中央玄関扉には菊の御紋が。この両側には同じような扉が設けられ、玄関ホールへと続きます。もっともこの扉は施錠されており、見学者がこれより進むことは出来ません。

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ちなみに予約無しでも見学できるのは、正門から中門、そして前庭までです。私は本館見学の予約をしてあったので、指定された時間に西門へと向かいました。そこで身分証の提示と手荷物検査。ここで検査を待つこと約1時間。陽射しが強かったので辛かったです。途中お年寄りが倒れていましたし、ベビーカーを押したお母さんも日陰へ避難する状態。まぁ、建物内部に入るのですから、セキュリティが厳重なのは仕方ないですね。飛行機に搭乗する際のX線探知と同じような物で、鞄等は全てチェック。飲み物は本人が係員の目の前で試飲して確認。建物内部での撮影がダメなことは勿論、カーテンひとつ触れることは許されません。ですがそれほどまでのチェックを受けても、見る価値は十分にあります。設計した建築家の片山東熊氏に、度肝を抜かれること間違いないですから。

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ただただ溜息を付き、本館の見学は終了。そこから本館西側に出て、今度は南側の主庭へと見学は続きます。こちら本館の南側。

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お時間がある方は、和風別館の「遊心亭」にも是非行くべき。こちらでは、建築家の谷口吉郎氏に、度肝を抜かれますから。

歩き疲れましたが、見学することが出来て本当に良かったです。お土産に「迎賓館最中」とか「迎賓館せんべい」があるのかと探したのですが、そんな物がある筈も無く、写真集を購入して帰路へ。平日だと「迎賓館記念切手」が、クリアファイル付きで売られているとか、いないとか…。探してみて下さいな。見学出来て本当に良かった、充実した一日でした。