Diary 2005年8月4日

神戸の中学生が、柔道部の合宿中に熱中症で死亡すると言う事故が有った。
この子、どうやら昼間から調子が悪かったらしいのだが、顧問の教師はそれを見て「だらけている」と判断し、体罰の嵐。
その結果、入浴中に死亡したらしい。死因はあくまでも熱中症だと言うこと。

この話、体罰が直接の死因では無いから「セーフ」なんて話ではないと思う。
「教師が子供を見る」と言う事は、体調のコンディションなども含めて見る訳で、その責任を背負うから合宿なんて活動が許される訳だと思う。

この話で気付くのは、教師の無能さではなく、「人が人に出すサインの重要性」。それに尽きる。
親が子に、子が親に、兄弟に、友達に、恋人に、夫婦に、それぞれがいろいろなサインを出す。それを見落とさず、シッカリと感じ取って上げられるか否かの境目はただ一つ、愛情。その視点が無いと、サインは絶対に受け取れない。

その小さなミスが、大きな物を失う事を忘れないようにしよう。