工事現場のトイレも洋式に

工事現場の仮設トイレと言えば、イメージ的には匂うし汚いと言うのが、大方の相場だろう。だから小さな住宅などの工事の場合には、トイレを設置する位置にも配慮が必要。隣家の玄関脇にでも設置しようものならば、お叱りは必至だからね。とは言え最近では、水洗式の仮設トイレもあるので、一昔前に比べたら格段に良くなっているのだが、まだまだ知られていないので仕方のない話。

そんな工事現場の仮設トイレに、洋式が出た。しかも国交省が発注する工事の受注業者には、この洋式トイレの設置を義務化させるそうな。しかも割高になるリース料金の一部を、国交省が補助するというのだから、その推奨具合はかなり本気だ。

<国交省>建設現場に洋式トイレ義務化 女性も快適に

たしかに昨今のトイレ事情から考えると、和式トイレはあまり見かけなくなった。個人の住宅に関して言えば、新築する際に設置する便器は100%洋式便器だと言える。だから洋式トイレを設置するという考え方は理解できなくもない。ただし本質的な問題の解決としては、少し違うかな? と言う気がしなくもない。

和式から様式になったとしても、仮設は仮設。臭気や汚れに対しての解決策ではない。にも拘わらず洋式の場合には、便器に直接尻を着ける必要がある。これが返って不快ではないかが心配になる。とは言え、一度は見てみたいです。時代は変わるのですね。