Diary 2000年9月27日

私はスポーツをビデオに、録画して見る事はしない。サッカーだろうが、野球だろうが同じこと。その時に見られなければ、夜のニュースでダイジェスト版を見れば良いと思っている。でも、今日だけは違う。

野球の日本チームが、韓国と3位決定戦をする。先発は松坂だろう。161球を投げた前回から、中3日の登板。ペナントレースでは、絶対に有り得ないことだろう。彼らは意地と国を背負った「ある種の覚悟」を持って闘っている。

今回のオリンピック選抜メンバーに関しては、始めから変だった。「プロの選手を出す、出さない」。「パ・リーグは出すがセ・リーグは出さない」と意見が2転3転し、予選に出場した「古田捕手」は本選には出ない事になった。

そんな状況の中で、彼らはプロもアマも無く「日本代表」として闘っている。昨日のキューバ戦でジョニーが打たれ、平馬の悪送球で負けた。でも、ジョニーが押さえて勝ち、平馬で勝てた試合もある。「古田が出ていれば勝てた」と報じたメディアも有ったが、鈴木は死に物狂いで頑張っている。あのチームは凄く頑張っている。出場しなかった選手の事を言うよりも、彼らを純粋に応援したい・・・・・。

昨夜、同行取材している「デーブ・大久保」は試合の後に泣いていた・・・。万感の想いが高じたのだろう。「もう、3位決定戦はやらなくて良い・・・このまま帰っても良い」と言いながら・・・。

華やかな柔道・サッカー・マラソンの影で、虐げられた環境の中で頑張る彼らの最後の試合を、見逃すわけにはいかない。松坂の意地の投球を、見逃すわけにはいかない。韓国は「日本戦」と言う事で、国を掛けて挑んでくるだろう。その試合、日本人として彼らの頑張りを見逃すわけにはいかないのだ・・・・・。

早く仕事を切り上げようと思ったのに・・・夜の8時からの打合せなんて(;;)野球の結果が、気になる・・・。早く打合せを終わらせよ~~~っと!(良いのか~それで?)