和室が落ち着くお年頃

施主検査でした。

前日に施工者の社内検査と事務所検査を経ていたので、これと言った指摘をいただくことも無く、来週に控えたお引き渡しの段取りなどをご説明して、無事に最終確認が終了。

お話をするのに立ち話もなんですし、座ってお話したかったのですが、その際、床暖房を敷設したフローリングの上よりも、やはり座するなら畳の上が良いと和室へ移動。

ここら辺が、やはり日本人と言うべきか、あるいは年齢的な嗜好なのか? もっとも最近は膝が痛いので、一番良いのは椅子なのだが、それは個人的な話なので置いといて……。

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最近は、畳の部屋が本当に少なくなりました。

依頼者から畳の部屋をご要望されることも少なくなりましたし、こちらから御提案することも減りました。御希望が無くなったのは、生活スタイルの変化だと思いますが、こちらからの御提案が少なくなったのは、圧倒的に費用負担の軽減が理由です。だってフローリングと比べたら、圧倒的に畳の値段の方が高いのですから。

勿論、フローリングだってピンからキリまであるので、キリと比べたらダメですし、畳だって「なんちゃって畳」みたいな品もあるの、それと比べたらイケマセン。あくまでも標準品の話しで、あくまでもイメージの話しです。

でもこの季節になると、畳の部屋にコタツを作り、どてらを着てミカンを食べる。そういうコテコテの冬の過ごし方に憧れるのです。これもたぶん歳のせいかもしれませんね。

いよいよ師走です。