昨年の最後に読んだ一冊がコレ。大晦日の慌ただしい時に読んでました。話題になっていた作品ですが、帯にも書かれているように、まったく書評が書けない作品です。つまりどの角度から感想を書いても、物語に関して触れてしまうと、初めて読む方の楽しみが半減してしまうから。
それでも少しだけ紹介するとすれど、「吹雪の山荘もの」と呼ばれる、クローズド・サークル物のミステリです。外界から閉ざされた場所で起こる、不可思議な殺人事件。犯人は? 殺害方法は? クローズド・サークル物がお好きな方には、お薦めです。ただし本書に限っては、是非が分かれるかもしれませんが、それを良しと思える方には、純粋なクローズド・サークルの謎を楽しめるはず。
個人的には図版が入っていたことが〇でしたが、私のような図版好きにとっては、この図版は大いに問題アリだと思います。と言っても、その理由さえ書けませんけどね。