師走に入ると、気になることの一つに大掃除がある。場所や材料によって、掃除の仕方もまるで違うのだが、たまに聞かれることの一つに「無垢板フローリングは水拭きしても大丈夫か?」と言うことがある。結論から言えば「大丈夫です」。ただし無垢板なので、ベチャベチャに塗れた雑巾で拭くのは感心しない。フローリングの継ぎ目から水が入るほど濡らした場合、反ったり隙間が出来てしまう可能性も無くは無いから。もし水拭きしたい場合は、固く絞ることが大切。
なんて話を書いていて、私が通っていた中学校の古い木造校舎を思い出した。床も壁も板張りで、材種は杉だったと思う。あちこちに節があり、その節も抜けていたので、鉛筆やら消しゴムやらを差し込んで遊んでいた。その木製の床を掃除する時に、たまにバケツの水をひっくり返してしまい、床を水浸しにしていた。今思うと、あれは床にとって良くなかったんだろう。その校舎もとうにRCの校舎に建替えられが、今ではそのRCの校舎も統廃合され、もう中学生は通っていない。
掃除の仕方も、時代によって変わるに違いない。たぶん水拭きなどせず、いつもより多めにルンバが走る廻るのが、年末の光景になるのかもしれない。