住設機器が手に入らない状況に

新型コロナウィルス感染拡大の影響から、小中高の授業中止の要請が出たり、確定申告の期間が一ヶ月延長されたりと、かなり深刻な状況となっています。マスクやアルコール除菌薬が手に入らないと言う段階から、ひとつ上の段階に入ったようです。ですが多少のリスクを冒しても、今ここで抑えこみたいと考える対応には大いに賛成です。誰がどんな策を講じても、必ず反対意見や批判は出てきます。100人居て、100人が賛同する意見など無いのですから。願いは一つ、自分と自分の大切な人の命を守ることです。

さて建築業界ではどうかと言えば、便器や洗面化粧台をはじめとする各種の住設機器類が、手に入らなくなっているようです。正確な理由は分かりませんが、部品の一部あるいは全部の生産を中国をはじめとする諸外国に依存しているため、その生産が止まっていたり輸送が出来ないことが理由だと聞いています。製品確保の見通しが立たないため、注文自体を受け付けていない会社も出始めています。このまま製品の確保が出来ない状態が続けば、建物は予定通りに完成せず、結果的に引き渡しも出来ない状況になるかもしれません。住宅ローンを組んでいる方にとっては、金融機関との調整が必要となるでしょう。建築業界も、他人事ではない状況に陥りつつあります。というか、すでに陥っているのかもしれませんね。