音楽は懐かしい時間を思い出させる

カレンダーをめくった途端に、夏になりました。夏となれば 海! 山! 川! ですが、今年は少し難しそうですね。どこかに出掛ける気分にはならないし、もし出掛けても100%全開で弾けることは難しそう。ジッと家に閉じ籠っているのなら、せめて気持ちだけでも夏っぽくと思い、探して聴いていた曲の一つがコレ。

高中正義さんの『blue lagoon』は、ライヴを含めて多くのアレンジがされていますが、やっぱり最初のバージョンが一番懐かしいです。とくにイントロが、あの頃を思い出させてくれます。昔は良かったみたいな感じで書くと、歳より臭くなってしまいますが、そんなことは良いんです! 

あの頃は夏の太陽がギラギラしただけで楽しかったし、ジーンズにタンクトップ姿で、クァーズの缶ビールを飲みながら洗車しているだけで、サイコーに幸せな夏だったのです。そのうちに友達の車が一台、また一台と遣って来て、大勢で缶ビール飲みながら騒いでいた夏。安物のペラペラなアロハシャツを自慢し合い、「今度みんなでドブ板にアロハ買いに行こうぜ!」なんて言っているだけで嬉しかったんです。今ではみんな、良い歳をしたオジイチャンですが、そんなオジイチャンたちにも、暑い夏はあったんです。

今聴いても、やっぱり良い曲ですね。