作家坂口安吾氏の未発表原稿が、見つかったと言う記事を見た。原稿用紙に自筆で書かれた作品は、残念ながら未完だと言う。物語は美人姉妹をめぐる愛憎劇らしく、大変興味を惹かれますねぇ~。坂口安吾氏と言えば『堕落論』で有名ですが、私にとっては『不連続殺人事件』の探偵小説を書き作家としての方が馴染みが深いので、この未完の小説が探偵小説だったら――と、期待してしまいました。
原稿執筆時代を推測すると、まだ売れない時代に書かれた作品のようですが、そういう時代の作品こそ面白かったりするものです。未完でも良いので、読む機会があるなら読んでみたいものです。
※作品のリンク先は、インターネット図書館「青空文庫」様です。