昨日の16日、関東甲信・東北北部南部が梅雨明けしたと発表されました。梅雨明けした途端に、いきなりの猛暑! なんだか陽気の変化が極端過ぎて、体調を崩しそうです。どちら様もご自愛ください。
そんな梅雨明け宣言と一緒飛び込んできたのは、神奈川県全域に何度目かの「まん防」が発令されるという話。しかもただの「まん防」ではなく、東京都が発令している緊急事態宣言と同等の厳しい制限を付した「まん防」とのこと。期間は7月22日から8月22日までの一か月。これ平たく言うと「五輪開催中は外に出るな」と言うことですよね。なかなか難しい状況になって来ましたね。
神奈川県でも各種の五輪競技が開催されます。サッカーが横浜国際総合競技場で開催され、野球やソフトボールは浜スタで、セーリングは江の島で開催されます。そして自転車競技に関しては、東京をスタートした選手群が、小田原からも直ぐ近くの相模原・山北町を走り抜け、ゴールの御殿場市富士SWを目指します。サッカーや野球なんて種目は人気も高く、それなりに盛り上がりそうですし、海でヒャッハーと夏を満喫できるセーリングなんてまさに夏の雰囲気を満喫できることでしょう。自転車に関して言えば、近年の競技人口が増加する一方のスポーツですので、興味を持つ方は大勢いる筈。ましてゴールが涼しげなイメージを持つ御殿場となれば、そのまま富士山でも言ってヒャッハーって遊びたい―と、思ってしまうのが人情ってもの。
でもダメです、全面的にそうした応援や声援で密になるような状況を作ることは止めて下さい―ってことです。五輪は盛り上げたいけど、大勢の人が外に出て感染状況が悪化するのはマズい。痛し痒しのところです。
ですが本当に辛いのは「まん防」の発令に、規制を掛けられる企業や店だと思います。厳しい人流制限を設けることで、様々な店にも大きな影響が出ます。五輪を楽しむどころか、店が、生活が成り立たないと声に出せない悲鳴を上げている方も大勢いると思います。
静岡県では修善寺で自転車競技が開催されますが、熱海市伊豆山の土砂崩落事故の捜索活動は今も懸命に続けられている状況で、以前16名の方の行方が分かっていません(7/14静岡県発表の情報)。そんな状況下で五輪が盛り上がるのかと複雑です。
梅雨が明けて、いろいろな意味で厳しい夏が始まります。今日も気温が高く蒸し暑い一日になりそうです。