小池都政は何処を目指しているのか

今度は神宮外苑における再開発計画の推進ですか……。小池都知事という方は、日本の首都東京に関して都市計画的な思想・構想が何もない人だと言うことを、つくづく実感させられますね。よほど無能で盆暗なブレーンが周りに集っているのでしょうか。まるで砂糖に群がる蟻のように、なにかの利権欲しさに群がっている盆暗に囲まれて、よいしょされていることがよほど気持ち良いのでしょうね。でも都市計画や未来を思い描く想像力が無ければ、誰も付いては来ないですよ。

そもそも神宮外苑に植えられている樹木に、どんな意味が込められているのか、ご存じですか? と、聞いてみたくなります。外苑の樹木は明治神宮が創建された時に日本中から、世界平和と安寧を願うために「鎮守の森」を作ろうと送られた樹です。そこに植えられている一本一本の樹は、日本中から平和を願う気持ちが込められているのです。

再開発でショッピング・モールを作るために、邪魔だからと言って簡単に切って良い樹ではないのです。再開発計画の中には神宮球場と秩父宮ラグビー場の建て替え計画も含まれているそうですが、その二つのスポーツ施設の冠に付けられている言葉を、御名前を、その意味を思い出すべきです。

だいたい小池都知事って選挙の際に約束した七つの公約に関して、どれ一つ成し遂げていませんよね。またそれ以外にも8つの公約を追加していますが、それも成し遂げられていません。その中には「住宅の不燃化と耐震化の促進」なんて公約もありましたが、それは太陽光パネル設置義務化と真逆の考え方ではないでしょうか。また「環境に配慮しつつ離島の安全を守る」なんて言うのもありましたが、まず環境に関して配慮する気が無いですよね。なんで公約の逆ばかりを実現しようとされるのでしょうか。

逆だ、逆に考えるのだ! ってことでしょうか。例えば小池都知事が問題発言する。実はそれは都民・国民に対してのアンチテーゼであり、逆説を唱えることで気付いてね―――なんてことなのでしょうか。な、わけねえじゃん!!! 、って思わず叫んでしまいます。

政治の話と野球の話は書かないと決めているブログですが、流石に東京都知事の政策には首を傾げてしまい、書かずにはいられませんでした。例えば本当に東京都が太陽光パネル設置を義務化させたら、「それなら我が県も」と、真似をする愚かな知事が必ず現れます。それはダメです、絶対にそうなってほしくありません。だから思わず書いてしまいましたし、外苑の再開発計画だって、そこに愛はあるのかって感じです。

欅坂46の楽曲に『世界には愛しかないんだ』って曲がありますが、一度聴いた方が良いです。それに『もう森へ帰ろうか?』って曲も。都市を不燃化する方法とは、鉄とコンクリートで固めるだけではありません。街を緑で覆い、たくさんの樹木で囲まれることも都市の不燃化に繋がると言うことを、誰か教えてあげるべきです。今後の動向を見守っています。