民間の検査機関に確認申請を依頼する際、ふだんは印刷した書類と関連図面を製本して提出申請していたのだが、なんとなくデジタルで申請することにした。が、それが失敗だった。他の検査機関で、しかも東京や埼玉といった遠隔地の場合にはデジタル申請をしていたのだが、建設地が近隣の場合には慣れた方法の紙で提出していた。ただなんとなく、これからは近隣の建物でもデジタル申請にシフトしようと考えたわけ。
デジタル申請ツール、つまりソフトは検査機関ごとに全く別物、だから操作に慣れが必要。で、初めてで不安だから、データを申請するたびに正しく送れているかを電話で確認していた。万が一遅れていない、操作方法が違っていたということで、時間的ロスが生じることが怖かったから。申請書類を提出した後に、加筆修正の訂正指示書が届いた。図面や書類に指摘された加筆修正を加え、もう一度送付する。この段階で「送れていますか?」と、電話で問い合わせると「大丈夫です」との返事。だから安心して待っていたのだが、二日経っても三日経っても音沙汰がない。問題がなければ即日OK、即認可となるところなのだが一週間待った。で、電話で問い合わせると「訂正図書は送られていないけど」とのこと。
軽い口調で言うけど、こっちは生活掛かってんだからさ、だから電話で問い合わせたじゃん、なのにさ……ブツブツブツ……
ブツブツ言っても過ぎた時間は戻ってこないので、「申し訳ないけど、なる早でヨロ」と、一週間前に訂正したものを再度UPした。これが大失敗の話。ちなみに担当者曰く「デジタル申請より紙の申請書を持ってきた方が、決済までは早いよ」とのこと。じゃあ何のためのデジタルなのよ???
忘れ物の話。設計事務所は5年に一度、都道府県知事に事務所登録の更新手続きを行う必要がある。しかも期間満了の30日前までには手続きを終えておくことが必要。で、うちの期間満了日は4月。新年にはこの手続きが今年だと覚えていたのだが、バタバタしてスッカリ忘れてしまい、事務所協会から「更新手続きしてないけどどうすんの?」の郵便が届いて、思わず冷や汗を垂らしたのが先週末の話。申請書類には過去五年の業務内容を報告する必要もあり、作成するには時間が掛かる。と言うことで休日を返上して書類を作成し、更新手続き費用を振り込み、今日の午前中にようやく投函した次第。
パトラッシュ……モウツカレタヨ……ナンダカトッテモネムインダ……そんな気分だがバタバタが続く週の始まり。