本 2023.4.11 自動音声読み上げ機能 お世話になっているKADOKAWA出版社さんから、ご連絡をいただきました。内容は「電子書籍化されている作品を、自動音声読み上げ利用可として良いか?」という確認でした。私にはなんの問題も無いので構わないのですが、これ小説も含めての自動音声化だとすると、作家さんに拠っては小説の登場人物のキャラクターに、イメージが付いてしまうことを嫌う方も居るのかな?と、思ってしまいました。便利になるのは大変良いことなのですが、少しだけ未知の物に対する心配も生じますね。変化することって、いろいろと大変ですね。
コメント
いつも興味深く読まさせていただいてます。
ところでちょっと別の話になりますが、アンソロジーとかオムニバス形式の本で複数の作家の作品から成り立っている本が出版されているとして、ある作家が自分の作品は電子書籍化してほしくないと言った場合、電子書籍ではその方だけ作品が抜けるということなのでしょうか? 掲載の作品が出版本とは違って成立するみたいなことはあるのでしょうか? 前から不思議だったので、ご存知なら教えていただけますか。
いつもコメントいただき、ありがとうございます。アンソロジーなどの場合、一人だけが電子化反対や自動音声化反対と唱えた場合、どうなるんでしょうね? 私も正確なところは知りません、ごめんなさい。ただうろ覚えですが、電子化する際に了解を求められた記憶があるので、その際の許諾に電子化の先にある物も緩やかに含まれていた、あるいは匂わせるものが記載されていたのかもしれませんね。
作家や出版社が守りたい物と、目の不自由な方に対する配慮と言った大義名分が対立したら、勝てそうにはないような気もしますけどね。
早速のお返事ありがとうございます。
確かに最初に了解を取るのかも知れませんね。
作家としては自分のニュアンスを守りたい、あくまでも読んだ人の頭の中のイメージで作り上げてもらいたいと思う作家は多いと思います。落語の中でも使ってはいけない言葉がでてきたり、配慮と作家の伝えたいものとのせめぎあい、配慮しすぎてもおかしいですしね。
著名な作家が原稿用紙に万年筆で書いていた時台はちょっと前のような気がしていましたがChatGPTが出て来て、また映像コピーからのアート作品をどう守るかなど、急激に人間の想像以上にAIの進化は進んでいて、これからどうなるのかなと思っています。
AIで小説が書ける時代---なんてAIの専門家が言い始めたら、世の作家さんたちは揃って激怒すると思います。でもいつか、そんな時代が来るのかも思うと、ゾッとします。例えば「〇〇作家さん風のテイストで、3000文字以内で推理小説を書いて。登場人物は三人」なんて条件を入れると、それっぽいのが書けたら怖すぎます。