まだこんなことをやっているのか、小田原市は。数年前にも生活保護受給者に嫌がらせをするために、公金で「生活保護止めろ、なめんな」みたいな文言を書いたジャンパーを作り、そのジャンパーを着て、わざわざ生活保護申請者や受給者の家に出向いたり、あるいは窓口で対応したりしてなかった? あの時も話題になって叩かれ、口先では反省していたような態度だったけど、本質は何も変わってないじゃん。なんで、そうなってしまうのだろう。
馬乗り殴打、5時間叱責…小田原市パワハラ放置、職員アンケートで実態判明
だいたい馬乗りになって殴られたって書いてあるけど、それってパワハラではなく傷害事件だよね、警察に通報すれば傷害罪で逮捕される事件でしょ。また5時間に渡り叱責され続けたとあるけど、それをパワハラって言葉で片付けて良いのかな。イメージ的には虐待か傷害に近いレベルだと思うけど、私の感覚と世間の感覚では違うのかな。例えて言えば、売春を援交とかパパ活と呼び変えることで、悪事の印象を薄めていることと一緒だよね。職場内で起きた暴行・傷害事件は、どんなふうに呼び方を変えても犯罪だと思うのです。
殴られた人は痛かったと思うし、怖かったと思うし、誰も助けてくれない状況が悲しかったと思う。それは長時間、叱責され続けた人も同じで、その人にも親が居たり家族が居たり、ひょっとしたら産まれたばかりの子供が居たかもしれない。それなのに理不尽に尊厳を踏みにじられ、心を、身体を残酷に傷付けられる。
写真の職員アンケートを見ると、どうも消防署内でのパワハラ事案も多いようだけど、どうして何時まで経ってもそういう事件が無くならないのだろう。こういうことを平気でする人、あるいは傍で見ていて止めることが出来ない人たちが、市民のために尽くす公務を健全に、かつ良心的に、そして市民の立場に立って働いてくれているとは思えないし、信じられないのですよ。そもそも民間企業では、こんなパワハラは怒らないと思うし、起きた場合にも隠蔽されないと思うのだが、実態はそうでも無いのかな?
たまに学校で起きたイジメ事件を、偉そうな学者さんたちが彼是と語る光景を見掛けるけど、模範となるべき大人がやっているんだから、そりゃあ子供が真似しても仕方ないよねーと、思ってしまう。いい加減、もう少し良いことで話題になってほしいな小田原市。相変わらず恥ずかしい行政だし、市民として情けないです。